今日、2月3日は立春だそうです。
毎朝びっしりと霜柱の立つ我が家の庭でも、今朝は梅の花が3つ、開花していました。
春が近づいてきていますね。
最近私は寝不足です。
なぜなら、抱っこひもとおんぶ紐で頭と手がいっぱいだからです。
micoの販売を開始して半年が経ち、北海道から九州まで、想像したよりも多くの方にmicoを手に取っていただきました。
広告など一切打っていないにもかかわらず、探して見つけてくださり、本当にありがとうございます。
色々な方に使っていただいたり問い合わせをいただくなかで、「ぜったいに解決しなければ」と思う点がいくつか生まれました。
ひとつめはサイズ調整です。
micoはきちんとフィットしてこそ心地よくお使いいただけますが、販売を開始してみて、ママさんの体形っていろいろなんだなぁと驚きました。
私の小学6年生の長男とほぼ同じ身長体重の、子どものようなママさんがいたり。細身なので通常ならジャストサイズのはずが、胸がFカップでmicoがブラ状態になってしまうママさんがいたり。
パパが使用できるようにとLサイズをお送りしたら、パパがとても細身で大きすぎたり。
micoは洋服と同じような気軽さで着ていただけるようにと極力シンプルな作りにしましたが、いろいろな体系の方に使っていただくには、サイズ調整が不可欠だということがわかりました。
そこでここのところ、サイズ調整ができる改良型のmicoの制作に取り組んでいました。
色々考えては手を動かし、割と納得いく形にまとまったのがこちらです。スリングの機構を取り入れてサイズ調整できるようにしました。
背中にこれまで以上に伸縮性を持たせて心地よさを追求しつつ、ほっそり美しく見えるようにラインを工夫しました。
二つ折りの肩布を広げるのがわかりにい点も解決したいと思っていたので、
肩布の形状変更も検討しています。
この形を作ってみて、「補助紐のストールを一体型にしたらもっと便利かも?」と思い、こんな形も作ってみました。
補助紐と授乳ケープを兼ねたストールは、写真のストライプのほかにも、チェックや花柄、星柄などバリエーションがありますので、お好みで選んでいただけますし、胸のリボンがかわいくないですか?
肩布はさらに改良して、肩への負担軽減と抱っこのしやすさを追求しました。
でもどちらもボツです。
こちらのストール一体型は、着用するのがちょっと難しくなってしまいました。わかりずらいのは抱っこひもとして致命的。それに補助紐を結ばないとこんなふうに長~くだらんとしてしまうのでNGかな(^^;
落下を防ぐには補助紐を使っていただきたいですが、mico単体でご購入される方も多く、「手でずっとおさえておかなければならないのが不便」というご意見も。補助紐も「授乳ケープになって便利」というご意見もあれば「ずり落ちやすい」というご意見もあり、落下防止についてもサイズ調整と合わせて解決したい点です。
「次はこうしてみよう」という形が頭にあるので、また次の試作品を作って検討したいと思います。
並行して、おんぶ紐「nico(ニコ)」も、商品化に向けモニターさんに使っていただいて試行錯誤中です。
「金具が当たって痛い」、「位置が下がってくる」など使ってみた意見や使用感を踏まえて手直しし、仕様を詰めているところです。耐荷重試験の結果も出ました。
本当は、思いついたらすぐにでも手を動かしたいのですが、日中は自分の時間がほぼない状態なので、22時以降、3人の子どもたちが寝てから作業することに。するとあっという間に1時2時になっていてびっくりします。それから眠ると、夢のなかでも抱っこひもとおんぶ紐のことを考えていたりします(^^;
さて、冒頭の梅の花の写真を撮った庭では、野菜たちもいい感じに育っております。
収穫は2歳3ヶ月の末っ子も楽しく手伝います。スティックセニョールをちょきん、ちょきん。
春菊とカブも収穫できました。
娘と庭にいると、ピンポーンと宅急便が荷物を届けてくれました。
あら?九州から、福砂屋の箱です。
こ、これは…!?
うわぁ♡だ~い好きな、福砂屋のカステラではないですか!!
長崎でmicoをご購入いただいたものの、サイズが合わなくてうまく抱っこできていない方がいます。サイズ違いのものを作ってお送りしましたら、そのお礼にとカステラを送ってくださいました。
私も3人の子どもたちも大好きなカステラ。なんてありがたいお心遣いでしょう。
離れたところで子育てをされている方々のお役に立てるよう、やっぱり少しでも早く、サイズ調整できる改良型のmicoをお届けできるようにしたいです。
春になるまでに改良型のmicoを形にしたいな!頑張るぞ~