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小柴自然公園へ、春のサイクリング

先日、新年度に向けたPTA役員会があり、自己紹介で趣味を聞かれてとっさに「子どもとお出かけが趣味です」と言っていました。

 

一瞬「仕事」と言いそうになりましたが、やっぱり一番の趣味は15年間ずっと、子どもたちとのお出かけです。幼児だった頃は5分の距離を50分かけて歩くような虫目線のようなお出かけを楽しんだし、大きくなってからは鉄道を乗り継いで秘境に行ったり、飛行機に乗ったり。

 

しかし…お出かけをしたくても春は仕事が繁忙期なのです。加えてPTA役員も新年度が始まり、同じく役員をしている地域のサッカーチームの新カテゴリーも始まり、時間を空けることができません。

 

あぁ桜が満開なのに!!子どもと遊びたい・・・!

遠出ができない代わりに、隙間時間に次男を誘ってサイクリングへ出かけました。

 

午後からサッカー試合のこの日は、朝ご飯を食べず早朝出発!

自転車で山を走り下りたら、まずはたくさんの種類のパンが並ぶ、金沢八景のAOKIでモーニングです。

colobockleのスタジオがある横浜市金沢区は、横浜市唯一の海水浴ができる砂浜(海の公園)があり、区の周りをぐるりと取り囲む山では山遊びができ、海遊び、川遊び、収穫体験などもできる楽しいところです。

崖遊びが楽しい称名寺裏山
崖遊びが楽しい称名寺裏山
深呼吸したくなる金沢八景
深呼吸したくなる金沢八景

金沢八景の開放感には、子どもだって感動です。

金沢八景界隈で楽しいのは、ターザンロープのある野島公園室の木地区。大きなプラタナスが何本もある公園です。着くや否や子どもが駆けて行ったターザンロープでは、妹が落下してもキャッチできるように次男が並走していて胸キュン♡でした。

野島公園室の木地区。ジープ山がフェンスで囲まれてしまったのが残念。
野島公園室の木地区。ジープ山がフェンスで囲まれてしまったのが残念。

野島には大好きな魚屋さんがあります。「魚忠」さんはお刺身の種類も豊富で、調理方法の相談にも乗ってくれます。子どもたちに飴をくれるので、子どもたちも大好きなお店です。

魚屋さんの近くには海に面したちっちゃな公園「乙舳子どもの遊び場」があり、お魚ついでに立ち寄ります。そういう小さな公園をはしごできるのが、身軽なサイクリングのだいご味なんですよね。

 

子どもの遊び場と野島公園の遊具で遊んだら、文庫駅方面に向かって走りつつ、区役所近くにある走川公園へ。

走川公園から、リニューアルしたかわいいクジラ公園へ。

金沢区の山側には、滑り台が面白い「わんぱく公園」や、広々とした草っぱらが気持ち良い「草舞台公園」、大きな滑り台のある「奥座公園」、そして巨大ローラー滑り台のある「金沢自然公園」など個性的な公園がたくさんあります。

金沢自然公園のローラー滑り台とアスレチック
金沢自然公園のローラー滑り台とアスレチック

一方海側には、あまり個性的な公園がありません。

 

三井アウトレットベイサイドにユニクロパークができてくれたけれど、あとはどこもだいたい、滑り台とブランコ、鉄棒があるくらい。海の公園に辻堂海浜公園の宇宙人滑り台みたいな遊具がひとつでもあったら嬉しいのになあ…と思っていました。

辻堂海浜公園の宇宙人滑り台。こういうのがあったらいいなあ…
辻堂海浜公園の宇宙人滑り台。こういうのがあったらいいなあ…

ところが、なんと!

海側エリアに2023年9月、在日米軍返還地を利用した新しい公園が誕生したんです!

 

 

それが「小柴自然公園」です。「自然公園」というので、自然と触れ合える場所をイメージしましたが、そんなイメージとはちょっと異なり、広い芝生の原っぱと、一面がやわらかいゴム素材になっている遊具エリア、球技ができるグラウンドで構成されていました。

遠くからでも目に留まる、高い滑り台!

公園が補修工事されるたび、遊具が低くつまらなくなっていくのが常なので、久しぶりに高さを楽しめる遊具が登場してくれて嬉しいです。

驚いたのは、動く遊具があることです。

 

私たち昭和世代の公園には、動く遊具がいろいろありました。吊り下げられた円錐型の鉄の遊具にぶら下がって走り浮遊感を楽しむ「回旋塔」や、丸いジャングルジムをぐるぐる回す「グローブジャングルジム」、座ってジャンプする「シーソー」はもちろん、はしご状のシーソーにぶら下がって交互にジャンプする高いタイプのシーソーもありましたね。激しい遊びを色々したものですが、安全性を求める風潮のなか姿を消して行きました。

 

ところが「小柴自然公園」には、令和型の動く遊具があるんです。

手前にあるドーム型の遊具は、車いすでも乗れるバリアフリー型の動く遊具なんだそうです。

 

遊び方はいたってシンプル、ぐるぐる回すだけ。

これが大人気で、大人も子どもも、友達も他人も入り混じりメンバーを変えながら、常に複数人の子どもを乗せて、ハイスピードでぐるぐる回され続けていました。

 

変わった形のブランコや、ぐるぐる回す椅子型のものなどがあり、動く遊具はいずれも大人気。そしてあちこちで「ちょっとでも変わったことをしよう」「もっとすごい勢いをつけよう」という闘志を感じます。教科書通りの遊び方じゃないことを生み出そうとする、元気な子どもがたくさんいました。

音や光の屈折などを楽しめるような今どきの遊具などもあり、きっと休日にはにぎわうことでしょう。小さなボルダリングではやっぱり、末っ子が落っこちないようにそばで見守る次男の姿が♡

なお小柴自然公園に行ったのは、次男がお昼に学校から帰り、夕方サッカースクールに行くまでの隙間時間でした。電動自転車の私に対し、次男は学童用チャリで山を上ったり下ったり下りたり。常時立ちこぎで疲れたそうです(^^;)

 

面白いものを見つけるたび「次は〇〇と来よう」などと友達を誘うことを考える次男に、親離れが近いことを実感する、春のサイクリングでした。

 

 

でも自転車ってほんと、気持ちいいですよね。

子どもでも自分の力で目的地にたどり着ける乗り物だというところもいいです。自転車が大好きな5歳の末っ子も、保育園に自転車をこいで登園します(私は後ろを必死で走ります)

次にサイクリングに行けるのは夏休みかな?

何なら1泊挟んで遠くまで走っちゃおうかな!次男は半年後も付き合ってくれるかな(*^-^*)