いちご狩りには行かれましたか?
私は1月になると、早くいちご狩りに行きたくてソワソワしはじめます。
毎年欠かさず足を運んでいる津久井浜観光農園は、キャベツ畑の間にたくさんのいちごハウスがあって、案内された場所によって楽しみが変わって来ます。
ある年はハウス裏のブロッコリー畑で、100円で脇芽を摘み放題させてもらいました。
今年は、隣の大根畑から1本100円で大きな大根を何本も抜かせてもらいました。
子どもたちが、土手に咲く小さな青いオオイヌノフグリの花を見ています。
「フグリ」というのはタマタマのことで、つまり「大きな犬のタマタマなんだよ」と、次男が末娘に教えているところです。
1月でも三浦半島の先の方は一足早く春を感じられますね。
津久井浜のいちご狩りに出かけるのも、今年で13年目になりました。
私が苺が大好物なわけではなく、子どもが好きだから、いちご狩りなんて行ったら喜ぶかな?と思ったのがはじまり。
そしたらキラキラと嬉しそうに食べる様子がかわいくて楽しくて、2人目、3人目と子どもが増えるごとに、写真に撮れるキラキラ景色が増えました。
芯まで真っ赤に熟した苺をおなかいっぱい食べあとは、津久井浜に寄って海遊びをするのが定番コース。
ジブリ映画に出て来そうなお顔の石がたくさん落ちていました。
子どもたちは思い思いに遊び始めます。
ダムを作ったり、
登ったり、
潜り込んだり。
コンクリートの崖が、荒波でもろくなって洞窟になっているところを見つけて、潜り込んでいました。
頑強なコンクリートを砕く自然のパワーを感じつつ、ちょっとした冒険です。
これは赤貝の貝殻の破片かな?きれいな紫色で、何が作れるかしら。
何も準備も道具もなくても、ジャンプしたり走ったり、流木を組み合わせて何やら作り始めたりと、思いのままに海遊びを満喫する子どもたちの姿に、心の栄養補給をしているのは私の方。
長男は2年前からもう一緒には来なくなりました。母といちご狩りに行くより大事なことがたくさんあるんです。あと1〜2年もすれば、写真のなかから次男の姿も消えるんだろうな。
子育ては永遠に続くようで、いまこの一瞬だけの輝きの連続ですね。
この輝きをたくさん撮っていたいと願う、新年のいちご狩りでした。