昨日は11月30日。最後の撮影でした。スタジオの庭ではカエデがきれいに紅葉しています。
子どもたちと、猫と、準備し続けた10年間。最後の撮影の日となりました。
来てくれたのはコロナ禍真っ最中に出産されたおうち。
最初は私がご自宅に伺い、そのあとは毎年欠かさず、都内から車を走らせスタジオに来てくれました。
今回は5冊目のフォトブックをお作りします。
良く眠った新生児、にこにこだった6ヶ月、言葉が早く歩くのはゆっくりだった1歳、ボタンや規則的な動きが好きだった2歳、たくさんお話してよく遊ぶ3歳。保育園に入れなくてママが大変な思いをしたり、色々な出来事を、お子さんの撮影を通して共有してきました。
キラキラ輝く笑顔を撮りながら「ああ、ホントにいい仕事だなぁ」と感じていました。カメラを通じて、子どもの成長を通して、世界の片隅に生きる素敵な人たちの姿をたくさん見ることができました。
ちょっとこちらを見てください。
初めの撮影は生後6か月でした。
にこにこかわいい1歳。
2歳のときはコロナ禍が始まり、私はスタジオ撮影を中断。
かわりに公園で撮影させていただき、笑顔も泣き顔も、たっぷりおさめました。
コロナ禍のマスク姿の七五三。ママは妹ちゃんを抱っこしています。
スタジオの庭でも撮影した3歳。
幼稚園に入園した4歳。
手書きの絵を家族お揃いのTシャツにしてきてくれました。
パパとママが協力してくれて、いつも楽しい撮影でした。
3歳6歳で一緒にお参りした七五三。
撮影したご家族2000組以上、撮影した新生児370人以上。世界の片隅で一生懸命生きる人たちの輝きを撮ることができ、とても楽しく充実した10年間でした。
こちらは最後から2番目の撮影にて。
毎年撮影に来てくれていたご家族が、「子どもたちがどんな人に撮ってもらっていたか覚えていられるように」と、私も入れて撮影してくれました。
そんなふうに、一つ一つの出会いを大切に丁寧に扱われる方々に支えていただき、colobockleは続けて来ることができました。
人が好き。
カメラが好き。
それはこれからも変わりません。
本気で取り組みたいと思える仕事に出会い、フォトグラファーからは離れますが、
いつかまた、カメラを通じて感動しあえるようなことができたらいいな、と思っています。
再びブログを書くような日が来るまで、こちらのinstagramアカウントとつながっていただけたら嬉しいです。
colobockleに関わってくださった皆様、10年間、本当にありがとうございました。