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レンズを通して見える人の絆と気持ち

私の撮影は、ほとんどが人物撮影です。ご依頼をくださった人をお撮りしています。

 

それがほんとに、面白くて仕方がないと思う今日この頃です。

こちらはニューボーンフォトの撮影より。

ママ、きれいだなと思いながら撮影していたのですが、思わず「貫禄が出たなあ」とつぶやいてしまいました。

 

それもそのはず、こちらのママさんは1人目の赤ちゃんを出産されたばかりのころに初めてお会いしました。それから何度も何度も撮影させていただき、今は3人のママさんに。

 

なんでしょうね、貫禄と言うか、安定感と言うか、包容力と言うか、諦め感というか、深みと言うか、愛情深さと言うか、何が貫禄なのかうまく言えませんが、一言でいえば“人間味が増したなあ”と言うことになるのでしょうか。

 

1人目を出産したばかりのころは、まだそれまでの人生とそうかわらない、一人の女の子。それから子育ても仕事もいろいろなことを経験されて、人としての深みが増してきたときの表情。

 

そんな変化を感じられるくらいお付き合いさせていただけているお客様がいることに、私も誇りを感じます。

こちらは、赤ちゃんに触れるお兄ちゃんの手。

妹のことをとても大切に思っているのが伝わってきました。

でもそれ以上に私は、家の中にお母さんの子どもたちへの愛情が充満しているのを、おうちに入った瞬間から感じていました。ママのお兄ちゃんへの愛情が、そのままお兄ちゃんの妹への愛情になっていると感じました。同時に、ほんの一瞬、悲しみのようなものも感じました。

 

妹ちゃんと一緒に撮ったこのクマさん。

足の裏に誕生日とお名前の入ったくまさんは、パパとママとお兄ちゃんと、生まれることができなかった兄弟の分もいました。

ママのお写真は掲載しませんが、深みのある表情をされていて、とてもステキでした(*^^*)

最近いただいたメッセージです。


久しぶりに撮ってもらって,「そうそう!この感じ!」と撮影はもちろん,子どもたちたちとの距離の取り方、気遣い、赤ちゃんの扱い,すごいなーと。

我が家のアルバムはガヤさんの写真でいっぱいです♡いつもありがとうございます♡

(ニューボーンフォト S様)


赤ちゃんの扱いに慣れているだけでなく、4歳の息子にもたくさん声をかけてくれ、息子も楽しく撮影することができたりと、家族みんなでとても楽しい時間を過ごすことができました。

撮影の合間に息子の相手もしてくださり、楽しかったようで、大ヶ谷さまが帰ったあとも、「ゆきちゃんはさぁ〜」といろいろ話していました(笑)

おかげさまで、みんなで楽しい時間を過ごすことができました⭐︎本当にありがとうございます!

(ニューボーンフォト I様)


私はどんなドラマよりも、雑誌よりも、本当の生活を営んでいる一人ひとりの人たちの人生のほうが、写真に残す価値のある本物の輝きを放っていると思っています。

 

これからも、たくさんの方ではなくても、ご縁のあった方に「写真を撮って良かった、依頼して良かった」と思われるフォトグラファーでいられたらと思います。

 

近いうちに、もういちど撮影内容を見直して、もっと「依頼して良かった」と思っていただけるようにしたいと思っていますので、またご案内させていただきますね!!

 

さて、こちらはプライベートより。

 

12月になると学校では個人面談が始まり、13時半くらいには下校になる日が続きます。こちらは早く帰ってきた長男と、末娘と一緒に崖のある公園に遊びに行ったときです。

急な崖にむき出しになっている木の根っこを伝って登っていたのですが、突如娘が足を滑らせて落下しました。

 

すると次男はとっさに妹を抱きかかえて、自分の背中を下にして落っこちて来ました。

そのすぐ下に私もいたので、娘を抱えた次男を後ろからキャッチ!なので誰もケガはせず、べそをかいたのは「後頭部を兄の顔にぶつけて痛い」と訴える娘だけで、ひとまずホッ(^^;

 

あとからスマホで撮っていた写真を見返すと、不鮮明ですが、次男が妹のお尻に手を添えて、落下に備えながら登っていました。

私は以前から子育てでも、カメラのレンズを通して気づくことが多い母親なのです(^^;

誰かが誰かのために何かをするとき、感情が動いているとき。その瞬間を撮るのが大好きです。仕事でも、プライベートでも。

こちらは昨日の撮影の1コマです。

 

「撮りたい!」とわくわくできるご依頼をたくさんいただける毎日に感謝です。