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目に見えないものを写そう

今日は今月3回目になる、称名寺での撮影でした。

撮影のときは、45分~1時間くらい前に現地に着くようにしています。

30分間下見をして、15分前に待ち合わせ場所に行きます。

下見をしながらツバキの花をパチリ。

良いお天気で、うっとり玉ボケびよりです。

キラキラでいっぱいの世界♡

肉眼でみるとこういう状態です。どこもキラキラしてません。

いくつかの条件を合わせるとキラキラした玉ボケになります。

レンズが見せてくれる幻想の世界ですね!

12月の頭に撮影に来たときは、称名寺の境内にはまだイチョウにも黄色い葉が残っていましたが、

今日の境内ではすっかり散って、冬の景色になっていました。

でも境内に入って左側の大きなイチョウの木は見事な黄金に輝いていました。

雪が降ったみたい。

黄色い雪(*^^*)

今日の撮影は、お会いするのが3回目の、年長さんの男の子でした。

 

はじめて撮影させていただいた3歳のとき、待ち合わせた公園で会ってから1時間の撮影のあいだ、ずっと私と目を合わさないように、隙を見せずに、ずっと走り回っていたように記憶しています。撮るのが難しかったです。

 

5歳の撮影のときは、はじめは私が話しかけても聞こえないようなそぶりで、来てほしいところの反対に行き、やって欲しいことの反対のことをして…。でもそうしながらも私のことをチラリと伺う様子があって、自分がある賢い子なんだな、と思いました。次第に打ち解け、最後はひょうきんなかわいいお顔をたくさん見せてくれました。

 

そして3度目にお会いした今回は、「会ったことあるんだけど覚えてる?」と聞くと、「覚えてるよ」と答えてくれました。たくさんお話しして、楽しい撮影でした。

そして、普段お仕事に忙しいママとたっぷり遊んで、嬉しいというよりも、幸せそうでした。

今年は本当に、先の読めない難しい1年でしたね。

 

私は4月に休業したのですが、その後、再稼働する気持ちがわかなくなってしまい、迷いの中にいました。いろいろなことを考えて迷いながら、いろいろなことに手を出していました。

 

でも迷っているときに、何人かのお客さまが「撮ってもらえなくて残念だ」と連絡をくれました。「どんな形でもガヤサンに合わせるから、撮影考えてみてもらえませんか」と言ってくれました。

 

私より技術の優れたカメラマンはたくさんいるし、ステキなスタジオもたくさんあるのに、そんなふうに思っていただけるとは思っていませんでした。

 

「そう言ってくれるのなら少しだけ」とカメラを再び構え始めたら、なんでしょう、今まで見えなかったものが見えてきました。これまでずっとカメラを構えていて見えなかった、心の波動のようなものです。

 

そして気が付きました。

私に撮影を依頼してくださる方の多くが、自分のためではなく、誰かの幸せのために依頼してくれているのですね。

 

改めて自分のやってきた仕事が愛おしく感じました。

こんなに意味のある良い仕事をさせていただいていたんだなぁと実感しているところです。

 

冒頭の玉ボケと同じように、普段目で見ても見えないのに、カメラのレンズを通すと写し出すことのできるものがあると感じています。

そんな世界をお届けできるように、もっと技術を磨いて行きたいと思います。

1月より、平日の撮影稼働日を月・火・金曜日の週3回に増やします。

1月18日にフォトレッスン、1dayレッスンも開催予定です!詳細はまたご案内させていただきます(*^^*)

 

スタジオ撮影のほうは第3波の状況もあり、もう少し様子をみて再開の時期を検討したいと思います。

またご案内できたらと思いますので、よろしくお願いいたします。