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どこを切ろう。

スタジオに飾ったカシワバアジサイ。

以前のコロボックルのスタジオがあった庭は、いま夏らしい緑もしゃもしゃ感になっていて、そのまんなかに、植えて10年が経ったカシワバアジサイの木があります。

庭から切って、新しいスタジオへ連れてきました。

ひとつひとつの花は、とても小さい。その小さな花びらが幾重にも重なり、白から緑へと美しいグラデーションをつくっています。

さらに、その小さな花の集まりが連なって、全体でもグラデーションのかかった大きなひとつの花になる。

なんて不思議で、きれいなんだろう。

庭では、ブルーベリーの実が色づき、

イチゴの苗は、来年に向けて株を増やそうと、ランナーを伸ばしています。

今は植物の生育期です。

観葉植物も、この時期に切り戻すと、新しい芽がぐんぐん伸びてきます。

 

以前購入して、新芽が生えて来た変な形の木。ひょろひょろに伸びていた枝を2か所、切りました。

切った枝は、水を入れた花瓶にさしておきます。

1週間ほど経ち、白くぽつぽつと、根っこが生えてきました。

これを土を入れた鉢に植え替えてあげて、シュフレラの増殖が完了。

あとは切った場所から新しい葉っぱが生えてくるのを待ちます。

 

5月のスタジオオープン時にいただいたウンベラータもメインの枝を切って鉢にさし、2鉢に増えました。

切り戻した枝からは、かわいい葉っぱがたくさん出てきています。

切り戻しはいつやっても良いわけではなく、時期を逃すと思うように育たないこともあるそうです。

 

だから植物を眺めながら、

「どこを切ろう」

「もう少し待ったほうがいいかなぁ」

春から考え、植物の様子をみて相談しながら、切るタイミングを見計らいます。

 

剪定は、減らすことではありません。

 

これから伸びる力を信じて、育てるために選ぶこと。

昨日の取材でも、似たようなことがありました。

 

たっぷり120分、少しの余白もなく聞き続けた取材。

3年で退職を繰り返し、5社目で夢中になれるものに出会えた女性の話は、とても面白かった。

でも、聞いたことを全部書くことはできません。

 

どの話を残し、どの話を別の記事へ育てるか。

どこで区切ると、それぞれのテーマがいちばん伸びていくのか。

 

書くことよりも、育ち方を考える。

少し、植物の剪定と似ています。

今日はまた、別の会社へ向かいます。

企画を考えるために、まず話を聞きたいから。

 

どんな課題を感じているのか。

イチ担当者の方自身は、どう思っているのか。

 

小さな花びらが重なって、一つの花になるように。

たくさんの人の思いや出来事を重ねたい。

 

どこを残そう。

どこで切ろう。

もう少し待ったほうがいいかなぁ。 

 

今日も、そんなことを考えながら話を聞いてきます。