朝5時。
子どもたちの寝息を聞きながら、起こさないように、抜き足差し足で今日の撮影の準備をしています。
雨でも柔らかく撮れるよう、トランルーセントアンブレラとLEDも。
忘れ物をしないよう確認しながら、昨日のことを思い返していました。
昨日7月1日、関わっている会社のホームページが完成し、オウンドメディアが立ち上がりました。
公開初日、嬉しい出来事がいくつもありました。
公開されるとすぐに、年齢の離れた社員同士が笑顔で話していました。
取材記事に書かれていた、同じ講座に通っていることがわかったからです。
出産直前の産休中にも関わらず取材させてもらった社員の記事には、「あの人を取り上げたことが本当に良かった。じーんとしました」と言っていただきました。
何度聞いても伝えきれなかった社長の言葉を、「そういうことだったのかと、ようやくわかった」と受け止める方がいました。
役員の方からは、「必要なのかなとは思いつつも、優先順位は高くなかった。でも、こうして形になると全然違う。起点になった。ありがとう」という言葉をいただきました。
別に、新しい制度が始まったわけでも、新しいオフィスに引っ越したわけでもありません。
私がやったのは、もともとあったことを見えるかたちに整えただけ。
でも、あるとないとでは、全然違いました。
少し前に公開した、今井しのぶさんの「はじまりの人」記事。
こちらでも、似たようなことが起こっています。
公開後すぐ、生徒さんがInstagramに「私も、恥じない存在でいたい」と、感想を投稿されていました。
しのぶさんご本人も、「これまでもたくさんインタビューを受けさせていただいてきたけれど、私を知ってもらうなら、まずこれを読んでほしい」と、紹介してくださいました。
「伝えることは、未来をつくること」
COLOBOCKLEのキャッチコピーは、2014年当初から変わりません。
小さな、一人ひとりの想いと行動は、誰かの力になる。
その行動も人の流れも、何ひとつ変わらなくても、
伝わることで、誰かの想いが誰かの背中を押すことがある。
かたちにすることで、「ちがう。もっとこう」あるいは「こんな自分、いいじゃん」と、次の行動の起点になることがある。
想いを見えるかたちにすると、人が動き出す。
そんな瞬間に、これまで何度も立ち会ってきました。
今日向かうのは、聞きなれない「スザニ刺繍」という布を扱うブランドです。
「私がずっと伝えたい、でも伝えられてないことを形にしてくださるんだと、とても興味深く見せて頂きました。自分の事を人に伝えるのは、とても苦手です。でも思いが伝わらなければお客様に届くことは難しいと思っています」
そんなメッセージから始まった取材。
「こんな普通のこと話してていいんですか?」と言いながら話してくれる、エピソード。
話を聞きながら浮かんでくる、他にはないブランドの強さ、個性、知ってほしい伝えたい魅力。
今日はそれを写真に収めてくる日です。
機材をカバンに入れて、さて、行ってきましょう。


