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はじまりは魚屋さん4軒はしごから

週末、私は都内を歩いていました。

都立大学駅、中目黒駅、中延駅、品川駅。

都内を歩きまわるのは、もともと好きです。

新しい高層ビルの足元で息づく個性。

留まることのない新陳代謝の傍らにある、動かない空間。

ひとりではなく、お供がいました。 7歳の末っ子です。

 

これから始まる予定の仕事の下調べに、都内の魚屋さん巡りをするというと、

「魚屋さん!?行く!」と、 サッカーの試合後にもかかわらず、ノリノリでついてきました。

とても魅力的な事業を展開し、ユニークな魚屋さんを運営しているある企業。

中期経営計画は読み込んで目指す姿は理解しているし、すでにお話させていただいている社内の方から課題も聞いています。

 

でも、私のなかではまだ、やるべき像が見えていません。

見て、感じてみないとわからない。

だから観察しに行きました。

どんなふうに売れているのか、

お客さんはどんなことを見ているのか、

お店の方たちとはどんなやり取りがされているのか。

もちろん、自分も買い物をします。

「これ、ママ好きそう」「これも買う?」と娘。

私が好きそうなものをよく知っています。

買ったときにお店の方はどんな声をかけてくれるか。

どんなチラシやPOPを渡してくれるか。

この企業が持つ背景と世界観を、どのくらい私は家に持って帰ることができるのか。

娘はこのお店を好きになるか。

また来たいと言うか。

1店舗じゃわからないので、電車を乗り換えて、4店舗をはしごしました。

 

駅から10分くらい歩く店舗もあったりして、次第に足がくたびれてきます。

一人の方がもっと効率的に他の店舗にも足を延ばせたのだけど、

娘が付いてきちゃったから、1店舗減らして休憩かな(^^)

 

娘は「メロンソーダが飲みたい」とのこと。

確かに、今日のような蒸し暑い日には、ココアやミルクティじゃなくて、メロンソーダを飲みたい気持ちはわかる。

ところが、メロンソーダなんて、都内ならいくらでもあると思ったのですが、これがなかなか見つかりません。

いくつかのカフェを覗いては、ここにもないかーと諦め、渋谷に行くことにしました。

109の向かいにある不二家本店なら確実にあると知っていたので、スクランブル交差点を渡って、トラディショナルなソーダフロートを飲みに行きました。

 

何年もずっと再開発中の渋谷駅。

だいぶ見通しが良くなってきましたね。

懐かしい東横線のホームが完全に姿を消すのはいつ頃かな。

帰りの電車の車内で、娘はノートにソーダフロートの絵を描いていました。

そして週末の宿題の日記には、魚屋さんめぐりのことを書きました。

私は降り立つだけでわくわくする中目黒や都立大学の駅周辺は、娘には「変なにおいの街」だったみたいです(笑)

感じることは人それぞれですね。

 

取材をする、話を聞く、

あるいは課題を解決するための企画や設計を考える、

そういったことの前にまずやりたいこと。

それはやっぱり、感じること。

 

4軒はしごして、私の中には「これはぜったい伝えたほうがいい」と思うことと、それ以上のたくさんの「なんで?」が生まれました。

これをどんなふうにかたちにしていくことができるか、わくわくしています。