5月最後の週末、私はころっぱの仲間たちと観音崎に行きました。
大潮の干潮時刻の観音崎海岸は、青空の下に広々としたタイドプールが広がっていました。
この日、ここに集まったのには理由がありました。
私は以前から、海藻を見分けられるようになりたかったんです。
私がわかるものと言ったら、ワカメと、アオサと、アマモくらい。
あとこれね、ヒジキ。
あたり一面、ヒジキで覆いつくされています。
でもよく見るとヒジキに混ざって、色々な海藻が生えているのが気になります。
googleカメラで撮ってみても限界があるし…と思っていて、ひらめきました。
あの人に聞けばいいんだ!
あの人というのは、ころっぱに参加してくれていたおうちのパパさん。
海洋大→東大大学院を経てJAMSTEC(海洋研究開発機構)でお仕事をしているパパさんは、口数は少ないけれど、虫でも草でも魚でも、「これなんだ?」と言うと、ぼそりと「それは〇〇」と教えてくれるんです。
きっと海藻にも詳しいに違いない!と、一緒に海に行ってもらうことにしました。
そしてどうせ海に行くなら、海好き・生き物好きなみんなで行きましょ!ということで、誘い合って観音崎にGO!
タイドプールを見て大喜びで駆けだした子どもたちは、さっそくそれぞれに生き物採取をはじめました。
しばらく経ったあと、ひとりの子どもがウミウシを見つけました。
青にオレンジの角と花がかわいい、きれいなアオウミウシです。
それからオレンジ色のキヌハダウミウシ。
こうなったらもう、子どもたちは自分こそウミウシを見つけたいと、真剣モードに突入です。
ヒジキを掻き分け、じーっと水の中を覗き込みます。
でも、子どもはみんなマイペース。
2本の網を持って、ひたすらお目当ての魚を捕まえ続ける子もいましたし、
お母さんと一緒にウニを集めて見せに来る子もいたり。
カラフルな麺みたいなアメフラシのたまごとアメフラシを持って戻って来る子もいたり。
たくさんの魚を捕まえ、みんなで観察を楽しみました。
さて、ウミウシの集まり具合はどうかな?
アオウミウシは色の薄いのや青色が濃いのなど、5匹。
オレンジ色のは、黄色っぽいキヌハダウミウシと、オレンジっぽいイソウミウシなど4匹。
白に黒点とオレンジ色の角がかわいいシロウミウシが2匹。
そして全身は黒く、ふちにオレンジ色のひだがついていて、背中には黒いフワフワのお花が生えたクロシタナシウミウシが2匹。
頭と尻尾のカラーコーディネイトがオシャレなウミウシを見て、娘が「背中のお花がかわいい♡」とつぶやくと、すかさずパパさんが「エラね」とぼそり。へえ、触ると引っ込むあのかわいい背中のお花は、エラなのね。勉強になるなあ。
勉強になると言えば、本当の目的、海藻のこと。
これも、本当に勉強になりました。
だって、こうやってみると一見ヒジキですけど、ここにはいろいろな海藻が紛れ込んでいるんです。
例えばこれ。
「カギイバラノリ」というそうです。
先端にかぎ状のものがついていて、これでほかの海藻にひっかかって育つんだそうです。
これはウミウチワ。
食べてもおいしいアカモクは、刻まれていない姿を初めて見ました。
左は「ウスカワカニノテ」、右は「ピリヒバ」。触るとぱりぱりしています。石灰を自分の体の周囲にまとう、サンゴのような性質の海藻だとか。
海の中にあるとこんな感じです。
他にも、名前を教えてもらってちょっとずつジップロックに入れて持ち帰り、写真を撮りました。
上左から、オバクサ、トサカマツ、タンバノリ、ヒジキ、イシゲ、ヒラキントキ、アミジグサ、フダラク、ウミウチワ。
そして、アオサの生えた石の上に海藻を並べて教えてもらっている私の様子を、ママさんが観察していたようです。
着ているのが水着というだけで、やっていることは平日とまったく一緒(笑)
カメラを持って撮影しているのも、一緒。
昔から、オンオフの境がないタイプです(^^)
少しずつ上げてくる潮を感じながら、大人たちはみんな仕事の話をしていました。
10年移動願いを出し続け、ようやくこの春移動が叶って、仕事がすごく楽しいとか。
そんなつもりじゃなかったのに、どんどん仕事が広がっているとか。
仕事もがんばる、子育てもがんばる。
そしてどちらも、楽しいのがイチバン(^^)/

