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伝えることは、未来をつくること。私が再びカメラを持つ理由

2024年末に親子向けの活動を終了し、私は企業活動に戻りました。

 

前向きな言葉ばかりを発信してはいましたが、

ひとりで仕事をするなかには様々な悩みや葛藤があり、

本当のところ、自分の仕事に自信を持てなくなっていました。

 

もちろん前向きな理由もありましたが、

戦線離脱してから15年が経った社会に会社員となって戻ったのには、そんな後ろ向きな理由もありました。

 

ご縁があって声をかけていただき、社会の前線へ復帰。
2025年は仕事を通じてたくさんの企業を訪問し、多くの人に会いました。

取材を目的に訪問する際は、ライターやカメラマンが同行しました。

最初のころは、いろいろな会社に出向くこと自体、私一人ではできない経験で、刺激的で楽しんでいました。


けれど、撮影や取材には物足りなさを感じました。

 

ライターの取材は、60分という限られた時間の中で、
想定された記事に落とし込むための予定調和になっていきます。

 

「あ、そこをもっと突っ込んで聞いてみたい」

 

「いまこの人、自分の人生に触れる瞬間だ」

 

そう感じても、深追いすることはできないまま終わっていく。

 

撮影も同じです。

 

「この人の魅力は、もっと別の角度にあるのに」

 

「この会社はここを写真に撮っておけばいつか使える」

 

そう思いながら、見積りには入っていないからと飲み込む現場が何度もありました。

 

限られた時間の中で、

誰でも同じクオリティを出せるようにふるまうのが組織の一員としての仕事。

わかっていても、残念さが残りました。

 

だから、思いました。

「私の大好きな海と魚を軸に、思う存分、深追いしてみよう」

 

そうして2025年11月、note『うみノオト』をはじめました。

 

そしてその中で連載している「海人さん紹介」第4回の記事が、いま大きな注目を集めています。

 

記事はこちらです。


「目標があれば怖くない」——63歳で人生を変えた人に会って、自分の言い訳が消えた|海人紹介vol.4|

この記事を公開した後、窪田さんのもとには驚くほど多くの感想が届き続けているそうです。

なかには、以前一度取引をやめた料亭から、再び取引の申し込みがあったという話も。

 

ここで私は、心の中に抱いていた想いを確信に変えることができました。

 

商品やサービスの裏にある一人ひとりの想いや努力が伝われば、
それは単なる「機能」ではなく、人を動かす“力”を持つ。

 

そして、それを選んだ人は、自分の選択を誇れるようになる。

伝えることは、未来をつくること。

---伝えることは、未来をつくること。

 

これは、私がニューボーンフォトや小さな子どものいる家族写真を中心に活動していた頃から、ずっと使ってきたキャッチコピーです。

 

親が子どもに抱く深い愛情。
戸惑い、葛藤、愛おしさ。

それらがCOLOBOCKLEの写真を通して、未来の子どもや、未来の親自身に届いたなら、きっと生きる力になると信じていました。

伝えることが、幸せを広め、未来をつくっていく。

子どもや家族も、企業活動も、本質は同じ。

 

そう実感したとき、
私は自信を持てなくなって手放してしまった以前の仕事が、意味のあるものだったと気が付きました。

「おんぶカメラマン」と呼ばれながら、親子の写真を撮っていたママカメラマン時代。

企業広報担当者に写真の撮り方を情熱的に伝えたり、

自社のホームページのリニューアルを通じて、撮ることの楽しさを再認識した会社員時代。

そのすべてを経て、
いま再び、写真とカメラを軸に仕事をしようとしています。

 

迷い道に、無駄なことなどない。
きっとすべては、つながっている。

 

人生って、面白いですね。