先日、海の中で防水カメラのSDカードスロットに浸水しカメラが壊れてしまったので、新しくペンタックスの防水コンデジ「PENTAX WG-1000」を買いました。

スマホも、防水ケースに入れて持ち歩いて撮影することはできますね。
この夏何度か由比ガ浜でやっているボディボードを、こちらはスマホで撮影した写真。細部にシャープさはなくぼやけています。感動はしませんが、記録としては問題ありません。

こちらは防水コンデジで撮影した写真。スマホよりも細部はシャープです。
便利なのは起動ですね。撮りたいと思った時に電源を入れるだけなので、ロック解除してカメラを立ち上げて…とするスマホよりもすぐに撮れます。

こちらは一眼レフカメラで撮影した写真。細部のシャープさや質感は圧倒的。でも故障が怖くてあまり波まで近づけません。

それぞれ一長一短。用途に応じて使い分けるのが良いですね。
最近よく、「近頃はカメラよりスマホのほうがきれいかも」という意見を耳にします。
実際のところ、スマホとカメラではどちらの方がきれいなんでしょう?
昨日、ゼネコンさんの本社にて行ってきた写真の撮り方講座でも、この点について質問をいただいたので説明してきました。
スマホと一眼レフの主な違いをまとめたのがこちら。

カメラの性能を比べた際に圧倒的に異なるのは、センサーサイズとレンズの違いです。
スマホには、センサーサイズの大きなカメラ、光学ズームのカメラのような写真は撮れません。
スマホでもイルミネーションを撮ることはできますが、細部はぼやけていますし、シャッター速度が遅いので、動き回っている人物はブレてしまいます。

一方こちらは一眼レフカメラで撮影した同じ場所でのイルミネーション。
暗い環境でも質感を維持し、大きくぼかして雰囲気のある写真を撮るようなことができるのは、センサーサイズの大きな一眼レフの醍醐味です。

でも、スマホにはカメラにはない画像処理能力があります。複数枚数を一瞬で撮影して合成する「HDR」や、同様の画像合成により夜間でもきれいな写真を撮れる「ナイトモード」などは本当に便利。後からの補正も共有もしやすいですね。
結論として、順番としてはこんな感じかな?

スマホはやっぱり画面で見た際の「見栄え」重視、カメラはプリントしてみた際の質感などの「真実味」重視。
写真をどうしたいかという目的によって、必要なカメラは異なってくるように思います。
さて、冒頭で触れた広報委員会議。
そのゼネコンさんは広報委員制度を取り入れていて、全国の支店や事業所に任期1年の広報委員を置いています。
全国の広報委員さん50名が本社に集まり、朝10時から夕方17時まで広報について学ぶ勉強会を、今年は写真の撮り方を切り口にやりたいとのことで、講師を努めさせていただきました。
せっかく全国から集まるのだから、楽しいコミュニケーションの場にしたいなと思い、たくさんの実践ワークの時間も設けました。ワークでしっかりと打ち解けて、講義のあとの懇親会はこれまでで一番盛り上がったそうです。
とっても楽しかったので、もっともっと、たくさんの方に写真を撮ることの楽しさを知っていただきたいなあ!
そして私は、新しい防水コンデジをお供にして、たくさんたくさん海に行きたいな!

夏はまだまだ、始まったばかりです!