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ランドセルフォトは一筋縄ではいきません

桜がほぼ満開になりましたね!

私はこの季節は例年、とてもたくさんの撮影をさせていただきます。とくに多いのが、ピカピカのランドセルを背負った新1年生の撮影です。

お外で撮る場合は、桜のきれいな公園で撮影することが多いです。

お友達どうしでご依頼いただくことも多いです。

兄弟のことも多いです。

信頼感できる人間関係のあるお子さんどうしの、ちょっとはしゃいだりふざけたりするところ、好きです。

こんなお写真を撮らせていただいたこともありました。

親どうしも仲間って、最高ですね!

ランドセルフォトは出張撮影よりも、スタジオで撮影させていただくことの方が多いです。スタジオで撮影した後、桜のキレイな公園に移動して、桜と一緒に撮ったりします。

 

こちらは以前スタジオでお撮りしたランドセルフォト。

実はこちらのお子さん、どうしても着替えしたくない、ランドセルなんて背負いたくないと、撮影をかたくなに拒否していました。それで結局、ご家族皆さんにスタジオから出ていただいて、私と男の子だけになって撮影したんです。

 

そういうこと、ときどきあります。

子どもってバカではないし、いろいろなことをよく見て考えていますね。簡単に大人の指示に従ってくれると思ったら大間違いなのです。でもそういう一筋縄ではない子、嫌いじゃありません。

いまは背中に2歳の末娘をおんぶして、ここ数日に撮影させていただいたお写真を現像しているところです。

 

ばーっと並べて写真をセレクトしていくのですが、正直、すごくいいです。いい写真がいっぱい!

子どもは本当に、いろいろな表情を見せてくれます。

「撮りやすい子」もいて、それはとても助かりますし、いろんなポーズやカットを撮れて楽しいです。でも人見知りして固まって話しかけられるのを全身で拒否する子もいますし、反対に、大騒ぎで少しもじっとせずはしゃぎまくる子もいます。スタジオのものを片っ端から引っ張り出して、何を話しかけても止めてくれない子もいます。

 

でもどの子もみんな、そうしながらもこちらのことを全身で伺っています。

 

私はお代をいただいている以上、カメラ目線できちんとポーズを決めて良いお顔をしている写真を撮る義務があります。そのためにいろいろと観察し工夫しながらコミュニケーションを取るのですが、わざとふざけて変な顔をしてばかりの子が、ふと真顔になったところに、本当のその子の表情が出ていたりします。

 

あえてオフショットもたくさん撮ります。たくさん撮りながら、たくさん会話しながら、本当のその子らしい表情ってどんな表情なんだろうって、真剣に探っていきます。そして現像するときに見返して「あ、こんな表情が撮れてた」と発見した瞬間、とても嬉しいです。

 

そんなわけで、1日2件撮影しますと、どっぷりと疲れます。

 

幸い、今は撮影件数を多く受けられないのですが、ほとんどの方が早くからご予約くださっているリピーターさんで、私のやり方を信じて任せてくださっていますので、私も安心してしつこく撮影できます。

 

ステキなお客様に恵まれて、幸せなフォトグラファーです。

 

末娘が寝息を立てているうちに1枚でも多く作業を進めたいと思います!